AppleはiPadアプリSwift Playgroundsをアップデート版である「Swift Playground 4.0」をリリース。iPadOS 15.2以降であればiPhoneやiPadアプリをiPad上で開発することができるようになりました。
早速アップデートをしてみたので紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
- iOSアプリ開発の勉強をしたい
- iPadを持っている
- iPadだけで完結したい
- 無料で始めたい
Swift Playground 4.0
アップデート内容
Swift Playgroundを利用するにはiPadOS14.7以降を搭載したiPadが必要です。今回のアップデート内容は以下の通り
- SwiftUIを使ってiPhone/iPadアプリを開発可能(iPadOS 15.2以降)
- App Store Connectと統合でiPadから直接App Storeにアップロード可能
- アプリのプレビューをライブ表示
- コード入力支援機能
- Xcodeとの相互移動が可能
- プロジェクト全体の検索で複数のファイルの結果を表示
- スニペットライブラリでは、SwiftUIが提供するさまざまなコントロール、記号、色を利用可能
- Swiftパッケージに対応したことで、公開されているコードを再利用してアプリの機能を拡張可能に
今回の目玉は「開発」「提出」「公開」まで一気通貫で出来るようになったこと。なお、App Storeでの公開にはApp Developer Plogram(年間1万2800円)への加入が必要です。
何はともあれiPadだけでアプリ開発の学習から公開までできるようになったのです。
実際に使ってみた
早速アプリを入れてみました。
「コードを学ぼう1」などの学習プログラムは15.2以下でも動作したのですが、その他のプレイグラウンドのApp新規作成を選択すると「iPadOSのソフトウェア・アップデートが必要です」と表示され進まなくなりました。
上記は学習プログラムの画面。コマンドの説明(進む、宝石を取る)があり、実際に選択肢を選んで実行するとキャラクターが動作するというもの。
課題をクリアすると少しずつ難易度が上がった内容になっていきますが、よく読めば子供でもできるでしょう。(漢字にふりがながないので難しい漢字が読めないぐらいの年だと難しいです)
簡単なものから本格的なものまで学習コンテンツは豊富に揃っています。アプリ開発の勉強に挫折したた人、改めて復習したい人~プログラミングに興味のある子供まで幅広く利用できるのではないでしょうか。
なお、筆者の環境(iPad Air4)で一からプロジェクトを作りプレビューするとクラッシュが頻発する現象を確認。今後のアップデートにも注目していきたいところ。
iPadだけでも進められますが、キーボードがあるとより便利です
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