最初にプログラミングをやりたいと思ったときに、プログラミング言語がたくさんあることを知り、何を学べば良いか迷ってしまった経験はないでしょうか。
プログラミング言語はたくさんの種類があります。Excelでドランゴンクエストを作ってしまう人がいるぐらいなのでどれを選んでも良いようにも思えますが、目的によって向き不向きがあります。
本記事では目的別にオススメする言語と特徴、初心者におすすめのプログラミング言語を紹介したいと思います。
目的別 プログラミング言語の特徴と初心者におすすめの言語
Webアプリケーション
Webアプリケーション(ウェブアプリ)とは、いわゆるインターネット上で動作するアプリケーションです。
ウェブサーバー上に設置されており、ブラウザ(Google ChromeやSafari)で動作します。動画共有サイト「Youtube」や検索サービス「Google」もウェブアプリケーションの1つです。
ユーザー側の仕組みを「フロントエンド」(クライアントサイド)、サーバー側の仕組みを「バックエンド」(サーバーサイド)と呼ばれる場合もあります。
PHPは他の言語に比べてで習得が易しいことから人気があります。人気のCMSであるWordPressのメインもPHPで作られています。
- フロントエンド:JavaScript(jquery、Vue.js、Reactなど)ほか
- バックエンド:PHP、Java、Rubyほか
スマホアプリ
スマホアプリは皆さんご存じの通り、スマホ上で動作するアプリケーションです。
Apple製のiOS、Android、Windowsモバイルの3種類ありがますが、Windows11 MobileからAndroidアプリに対応する予定があるためiOSとAndroidと考えて良いでしょう。
iOSはApple公式の統合開発環境XCodeでの開発が推奨されています。対応している言語はSwift(スウィフト)、Objective-C(オブジェクティブ・シー)他、多数の言語に対応していますが現在の主流はSwiftです。
Meta社(元Facebook)により開発されたReact(リアクト)というJavaScriptライブラリを利用したネイティブ開発用の言語React Native(リアクトネイティブ)などSwift以外でも開発することは可能。
一方AndoroidアプリはJava(ジャバ)、Kotlin(コトリン)という言語が主流です。
- iOS:Swift、Objective-C、React Native
- Android:Java、Kotlin、React Native
ゲーム
ゲーム開発では「ゲームエンジン」という統合開発環境を利用します。世界中でシェアが一番と呼ばれているのはUnity(ユニティ)で2D、3Dゲームどちらも開発でき、マルチプラットフォーム対応です。開発言語はC#。
次のオススメがUnreal Engine(アンリアルエンジン)でリアルな美しい3Dを表現できます。こちらもマルチプラットフォーム対応。開発言語はC++。
- Unity:C#
- Unreal Engine:C++
機械学習・AI開発
機械学習やAI開発はPython(パイソン)一択です。既に多くのAI開発でPythonが使われており、ライブラリが豊富にあります。
ドキュメント等、学習リソースも豊富にあるため初心者でも始めやすいでしょう。
- 機械学習・AI・ディープラーニング:Python
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基幹系システム・オペレーティングシステム
基幹系システムは歴史が古く、信頼と実績のあるC言語が使われることが多い。
処理速度が速く信頼性が高いことからハードウェアやOS(オペレーティングシステム)など広く使われているが、メモリ管理といったハードウェアの知識も必要になり難易度は高いです。
基幹系システムはC言語の機能を拡張したオブジェクト指向言語C++やJavaなども用いられるている。
- 基幹系システム:C言語、C++、Java
- オペレーティングシステム:C言語
初心者におすすめの言語
目的別に使われている言語の中で初心者におすすめの言語は以下の通り。
- Webアプリ開発 ・・・ PHP
- スマホアプリ開発 ・・・ Swift、Kotlin
- ゲーム開発 ・・・ Unity
- 機械学習・AI開発 ・・・ Python
プログラミング未経験者が挫折せずに学習するには、「開発環境の準備が容易」なことや「手軽に挙動を確認」できることなどが重要だと考えます。それらを踏まえますとウェブプログラミング=PHPが始めやすい言語です。
何を作りたいか決まっていない、やりたいことがよくわからないという方にはPythonがおすすめ。理由は学習リソースが豊富なことや、機械学習やAIなどの需要が高いため学んでおいて損はないからです。
言語によって記述ルールや作法は異なりますが、一つ覚えれば習得が早まります。まだ目的が決まってないという方は気軽に始められそうなものから選んでみるのも良いでしょう。
選んだ言語に関わらず「何を作りたいか」目的を明確にして、「手を動かす」のが習得への第一歩です。目標に向かって是非チャレンジしてみてください。